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TwilightStar1EA

「TwilightStar1EA Integrated Pro2」は、その名の通り、夜明けの明星(Morning Star)と宵の明星(Evening Star)という、二つの対照的なロジックを一つに統合した、全く新しいEAです。
一方はトレンドに追随し、もう一方は相場の反転を狙う。この二つの異なる「頭脳」を搭載することで、上昇トレンド、下降トレンド、そして方向感のないレンジ相場といった、あらゆる市場の状況(天候)に対応することを目指した「全天候型」システムとして設計されています。
①Morning Starロジック(トレンドフォロー)の仕組み
このロジックは、「既に動き出している波に乗り、その勢いが本物であることを確認してエントリーする」順張り戦略です 1。主に二つのテクニカル指標を組み合わせて判断します。
1.パラボリックSAR: チャート上に表示される点線で、「トレンドの方向」を見極めます。点がローソク足の下にあれば上昇トレンド、上にあれば下降トレンドと判断します。2.RSI: 「相場の勢い」を測るメーターです。買われすぎ・売られすぎを示します。買いエントリーの例: パラボリックSARが「上昇トレンド」を示している状況で、RSIのメーターが「買われすぎ」の領域に突入した瞬間を「この上昇の勢いは本物だ」と判断し、買いサインを出します。このロジックは、EAパラメータ内のMS_SarStepModeやMS_RsiLevelSelectなどで微調整が可能です。
②Evening Starロジック(逆張り)の仕組み
このロジックは、「伸びきったゴムが元に戻ろうとする瞬間を狙う」逆張り戦略です 1。複数の要素を複合的に分析します。
1.移動平均線: 価格の短期的な流れと長期的な流れを比較し、現在の価格が平均からどれだけ乖離しているかを見ます。2.RSI: 「買われすぎ」「売られすぎ」の状態を判断し、相場の反転の可能性を探ります。3.ADX: トレンドの強さを測るフィルターとして機能し、トレンドが弱い場合にサインが出やすくなります。4.移動平均線との距離: ローソク足と短期移動平均線との間に一定以上の距離があることを確認し、価格の「行き過ぎ」を判断します。
③シグナル処理の順序
EAの内部プログラムでは、新しいローソク足が形成されるたびに、まずMorning Starのロジックに合致するシグナルがないかを確認します。そして、Morning Starのシグナルが見つからなかった場合にのみ、次にEvening Starのロジックに合致するシグナルがないかを確認するという順序で処理が行われます。これは、もし仮に同じローソク足で両方の条件が満たされたとしても、EAが混乱して二つの注文を出すことを防ぎ、常に一つのシグナルに基づいて行動するための仕組みです。この処理順序は、EAの安定した動作を支える重要な設計思想の一つです。
「TwilightStar1EA Integrated Pro2」マニュアル
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