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EveningStar2EA

「EveningStar2EA Integrated Pro」の心臓部には、テクニカル分析の中でも信頼性の高い「フラクタル」と「RSI」という2つのインジケーターを組み合わせた、独自のダイバージェンス検知ロジックが搭載されています。これにより、トレンドの転換点を高精度で捉え、逆張りでのエントリーを行います。
上昇や下降を続けてきたトレンドの勢いが弱まり、そろそろ反転しそうだな、という「トレンドの転換点」をピンポイントで狙ってエントリーします。これにより、高値で売り、安値で買うという理想的な取引を目指します。ただし、逆張りはトレンドに逆らう手法であるため、予測が外れた場合には大きな損失につながるリスクも伴います。そのため、本EAでは非常に厳しい条件をクリアした場合にのみエントリーを実行します。
ダイバージェンスには、主に2つの種類があります。
①強気のダイバージェンス(Bullish Divergence):買いのサイン
これは、下降トレンド中に発生します。ローソク足の価格は安値を更新してどんどん下がっているのに、RSI(後述)の安値は逆に切り上がっている状態です。これは「価格は下がっているけど、下落の勢いは弱まってきたぞ」というサインであり、これから価格が上昇に転じる可能性を示唆します。
②弱気のダイバージェンス(Bearish Divergence):売りのサイン
こちらは、上昇トレンド中に発生します。ローソク足の価格は高値を更新してどんどん上がっているのに、RSIの高値は逆に切り下がっている状態です。これは「価格は上がっているけど、上昇の勢いは衰えてきたな」というサインであり、これから価格が下落に転じる可能性を示唆します。
このダイバージェンスを正確に検知している秘密は、「フラクタル」と「RSI」という2つのインジケーターの巧みな組み合わせにあります。
フラクタルとは、チャート上に現れる特徴的なローソク足のパターンで、相場の目立った高値(山)と安値(谷)を自動的に見つけ出し、矢印でマークしてくれるインジケーターです。具体的には、中央の1本のローソク足が、その両隣2本ずつ(合計5本)のローソク足の高値よりも高い場合に「高値のフラクタル(上向き矢印)」が、逆に最も低い場合に「安値のフラクタル(下向き矢印)」が表示されます。
また、このフラクタルには、「リペイントしない」という特徴があります。リペイントするインジケーターは、後から見ると非常に良いタイミングでサインが出ているように見えますが、リアルタイムの取引では信頼性が低いことがあります。有名な「ZigZag(ジグザグ)」は、このリペイントが発生する代表的な例です。
一方、フラクタルは、サインが成立するための条件(5本のローソク足が確定すること)が厳格であるため、シグナルの表示が少し遅れるという特徴があります。しかし、これは欠点ではありません。むしろ、この「遅れ」こそが、サインの信頼性を担保しているのです。 一度フラクタルの矢印が表示されたら、それは「確定した山(谷)」として扱われ、後から消えたり動いたりすることはありません 。本EAは、このリペイントしないフラクタルを基準にすることで、信頼性の高いダイバージェンス分析を実現しています。

「EveningStar2EA Integrated Pro」マニュアル
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